自己破産は最終手段

中高年の中には、自己破産をすると家族や親戚に督促が行き迷惑をかけてしまうとか、会社をクビになってしまうとか、賃貸住宅を追い出されてしまうとか、選挙権がなくなるなどのデマを信じている人がいます。

経済的な面だけを考えると、自己破産にはほとんどデメリットがありません。

しかし経済的な面以外で、自己破産した人が心理的な負い目を持つというデメリットがあるのです。

まっとうな人間なら誰しも、借りたお金は返さないといけないと思っています。

それがどうしても無理になってしまった場合、自己破産もやむを得ません。

しかし、自己破産をしたことで自分をダメな人間だと感じてネガティブになってしまう人がたくさんいます。

自己破産や生活保護を受けることは、人間の自尊心を傷つけてしまいます。

そのため、時間さえかければなんとか返済できる借金と思われる場合には、自己破産以外の方法があります。

たとえ債務の減額を受けたとしても、なんとか頑張って返済したと本人が感じられた場合、それは後の人生への大きな自信となります。

新たな人生を再出発しようとするとき、何よりも必要なのが自信で、自信を生み出すのは、何かを達成したという「成功体験」です。

自己破産をした事実は、姓名とともに官報に掲載されるので、興信所やマスコミやプロが調べるとすぐに分かってしまいます。

これは自己破産者に対する罰ではなく、金融機関などが何も知らずにお金を貸して回収不能になるのを防ぐための予防措置なのです。

自己破産者の中には、貸金業者からお金を借りて、確信犯的に自己破産を繰り返すような人もいるのです。

自己破産はほかにどうしようもない場合にのみ許された最終的な手段なのです。